遺品整理の作業を行なっていくうえで、最初に行うことは、貴重品を見つけておくことです。現金をはじめ、宝石類、株などの証券、家や土地の権利書や契約書など、相続に必要なものや、家を処分するときに欠かせないものなどを、きちんと保管することが大事だと思います。

そのために遺品と誠実に向き合う姿勢を持つ業者ほど、日々の業務を通じて、亡くなった人が大切なものを隠しがちなのはどの辺りなのか、間違ってゴミと分別されがちな貴重品はどういうものかなど今までの知識や経験から作業していく中で見つけることが出来ます。

亡くなった人が密かに貯めていたへそくりや、また隠れて借金を抱えていたなど、作業する中でこういった場面にあたることがあります。

貴重品などを片付け後は、衣類などを仕分ける作業をやります。家で一番多く場所を取るのが衣類です。アルバムに続いて思い出がつまっていることが多く、いるものなのか不要なものかなど判断がとても難しいと思われます。

その中でも作業を効率よくするためには、特にいちばん思い出深いものを数点だけとっておくことです。衣類はすべて捨てることは、とてももったいないことです。中には当時の価格で高い着物などは売れますし、またほとんどの洋服はリサイクル業者に引き取ってもらうことが出来ます。

人によっては、少しでも安くするために引き取ってもらった方がいいという方と、家族の衣類を知らない人が着ることが嫌だと考える人もいると思います。それを決めるのは当社で決めることが出来ないので、事前にご家族で相談して決めることで、作業効率が良くなります。

遺品整理の作業していく中で今回ご紹介したものは、極めて重要であり、事前準備など行わない場合、トラブルの引き金になってしまう恐れがありますので、ご家族が遺品整理の作業する前からお話合いで事前に決めることで、作業がスムーズになります。

もし、貴重品や衣類などで相談しても中々決められない場合、または貴重品や重要な書類が探しても見つからない場合は、ぜひ当社までご相談してください。よろしくお願い致します。