遺品整理をしなければならない状況は突然やってくる場合が多くあります。それを対応する人たちの負担の軽減のためにも終活する事はつながります。親に直接話すのは言いづらいですが、子どもにとっては終活を進めてもらいたい気持ちがあります。

また今年に限っては、新型コロナウイルスの影響でお盆に帰省が出来なかった方も多くいますので、なかなか終活の話しが進まないでいるのでないでしょうか。

 

終活は主に人生の残りをよりよく生活するための計画づくりとも言われますが、高齢になると病気や怪我のリスクが高まります。

病気や大きな怪我をした場合、どのようにしたいのかを決めておくのも終活のひとつです。元気なうちにエンディングノートを書いてみてください。

エンディングノートを購入するとなるとなんとなく気が重い感じがする方は、お住まいの市役所や自治体などで無料でエンディングノートを配布している場合があります。ちなみにセイリョウがある埼玉県[無料イラスト] 雲が浮かぶ青空の背景とノート戸田市でも市役所にエンディングノートが無料で置いてあります。その中にセイリョウの遺品整理広告を掲載しておりますので是非、参考にお役立て頂ければと思います。無料配布のエンディングノートから終活をはじめてみてもいいのではないのでしょうか。どのような事を書いておくといいのかを項目に分けて紹介いたします。

 

(1)身の回り品について

長く暮らしてきた家で、荷物などが増えてしまったものを片付けや処分を一度に処分するのはとても困難です。例えば「長期の入院になった場合には〇〇と□□はもう処分して構わない」などの明確な指示があれば少しづつ処分が出来る上に、もしも退院後、自宅で介護することになってもスッキリとしたお部屋で介護がスムーズに行えます。

 

(2)サポート体制を整えること

ご家族が遠く離れて独居で暮らしている方など緊急時にすぐに駆け付けるのが難しい場合や支えてくれる人がいなければ、地元の地域包括支援センターや友人などに連絡を取って、連携を取る体制を作ります。エンディングノートに記載することによって自分の緊急時に第三者が立ち会ったとしてもすぐに必要な人に連絡がいくようになります。

 

(3)認知症に備えた管理

高齢者になると発症しやすくなるのが認知症です。物忘れが激しくなったり、徘徊するなどとても大変[フリーイラスト] 物忘れのおじいさんな日々が待っています。また自分の財産の管理が出来なくなってしまう事も想定されます。そうなってしまう前に金融機関に代理人届けを出しておいたり、親子で任意後見契約をするなどの対策があれば安心です。相続問題も必ず問題になりますので遺言書を作成しないのであればエンディングノートに記載しておく事をおすすめします。

 

今回ご紹介したエンディングノートですが、子どもから親へ勧める場合に注意して欲しいのが感情的になることです。特に遺言は死を連想させ不快に感じる高齢者も多いので無理強いしてしまうと感情の行き違いを起こす恐れがあります。

終活はこれまでの人生の集大成で、死後だけではなく残りの人生を悔いなく生きるための活動でもあります。相手の想いをよく聞きながら共感して感謝を伝えることが、スムーズに進められるポイントです。トラブルを避けるためにも、できるだけ家族間で話し合いながら情報共有をすることが大切です。