遺品整理にはいろんなトラブルなどがありますが、その中で今回は意外なところにトラブルがある件について紹介いたします。
遺品整理でイメージするのは、故人が生前に持っていたものを片付けることで、残したものをどうすればいいのかなどを家族が業者などに相談することが多いですが、以外に裕福な家庭では遺品整理や生前整理がとても時間がかかるということがあります。
その理由は、金品の物が多いことです。財産を巡って、遺族の方たちが争ってしまう傾向が多いようです。
例として病院に勤務していた奥様の遺品整理を娘さんが依頼をした際に、奥様はファッションにこだわりのある方で、有名ブランドバックやネックレスといった貴金属類がたくさんしまってあることがありました。
娘さんはどのように使っていたかなど一つずつ説明しながらお話しされました。その話で思ったのは娘さんにとって全ての物は単なるものではなく、母との楽しい思い出と認識していると改めて感じました。
思い出が強すぎてブランド品全て手放したくはないという願望があり、母は亡くなって数年後が経っていますが、なかなか1人だと決断が出来ないとの事で遺品整理の業者にお願いしました。
いざ業者に相談して早速やってみたが、その時に弟の嫁さんがいらして金品を見たとき全て売ることを勧めました。すると娘さんは思い出として残したいという強い願望があり、争うことになりました。
このようにお子さん持ちの方で自分が使っていたものをめぐって遺族同士が争うことを想像するととても悲しい気持ちになってしまいます。
そうならないためにも自分が生前整理をすることがこの問題を解決できる方法だと思います。中には「まだ若いし、前々元気だから大丈夫」という人もいると思われます。しかしいつきてもおかしくありません。そしていざ整理をしようとしてもどれを残していいかわからないため、いわゆるいのちのゴールというものはいつ訪れるのかわかりません。
トラブルを防ぐためには生きているうちにに増えた多くの思い出の物をきちんと片付けをしてけじめをつけることが、安心して行くことが出来ます。
この問題は自分だけではなく遺族にもあります。不要な綱引きをさせないためにも生きているうち済ませておいてほしいです。
とても早いと思いますが、早く処理すれば残された家族も安心して見送ることが出来るので、もし同じ例でお困り方がいましたらぜひ弊社の担当者までご相談下さい。