親が突然亡くなり、葬儀の準備や遺品整理で困ってしまいます。そうならないためにも親が生きているうちに終活としての準備を進めていくことがベストだと思います。いろいろと相談したいことがいっぱいありますが、なかなか言い出せないということもあると思います。そこで今回は終活の時に知っておきたいメリットや注意点について紹介します。
最近テレビや新聞などでも取り上げられることが多く、認知度は高くなってきましたがそもそも終活とはどういった意味なのか。主に最後まで幸せに生きるために、人生の最後に対する準備をすることになります。特に自分の葬儀の準備や、亡くなった後に残る遺品について残してほしいものなどを書き残すなどが思われがちですが、本来は人生の最後に向けて考えられる様々な事柄を準備しておくことで、最後まで充実した人生にするための手段のことを言います。
終活をすることで一番メリットは親の子どもの負担を減らせることが大きいようです。特に一人っ子の方で親が亡くなって、葬儀の準備や遺品整理を1人で行うことは負担が多くなってしまうので、親はそれを恐れて少しでも子どもの負担を減らしたいと想いがあると思います。
ですので終活もしくは生前整理を行うことで持ち物が減らして生活の管理がしやすくなるというメリットもあります。部屋の中に物が多い状態では、掃除や片付けがしづらいことがあります。また持ち物を把握しきれないために、無くなったと判断して無駄に買い物で増えてしまうという悪循環を無くす手段にもなります。
親が亡くなってもっとも時間がかかるのが遺品整理です。思い出の物や貴重品などが混ざっているものは、1つ1つ確認をしなければならないので時間がかかってしまいます。負担を軽くするためにも親と一緒に整理していきながら貴重品などの場所も改めて確認しましょう。
また親の資産のリストを作ることもあります。親が亡くなって相続に関する問題が起きないように遺書を作成することが多いです。しかし、なかなか言い出しにくいというのが現実です。そのために資産のリストから作成することで、親が持っている資産をはっきりとオープンにすることで、僧俗による争いが軽減することが出来ます。
終活と共に話題となったエンディングノートというのがあります。主に終活に必要な行動や手続きが書かれている物や、今回紹介した手順を明記することが出来る物など、とても便利なアイテムになります。いきなり終活から始めるのではなく、エンディングノートの話題からでもゆるやかに話を勧めることがおすすめです。