生前整理がブームのわけ

今年の7月に約40年ぶりの民法改正により相続法が改正されました。今回の相続法改正では、残された配偶者や介護・看病で貢献した人を保護する制度やトラブルを防ぐ内容が盛り込まれたが、何も対策しなければ残された家族の負担が大きい。さらに何かと相続は揉めやすいです。そんななかそれを防ぐことが出来る生前整理というのが注目を集めています。

生前整理とは、生きているうちに自分の財産や所有物について、自身が亡くなった後に家族が困らないように身近なところを整理することです。最近は終活や断捨離などのブームがあって生前整理をやる人が増えているようです。しかし生前整理をやる中で悩みがたくさんあります。まず一番多い悩みが貯金で続いて家や土地といった不動産関係、お墓といった悩みが多い模様です。

貯金や家以外にデジタルな情報も今は必要になっていきます。生前整理に伴い注目されている一つとしてデジタル遺品というのがあります。しかしとあるデータでデジタル遺品という言葉を知っている人は半分死か知らない結果でまだ認知度が低いということになります。

具体的にどういう情報が残してほしくないのはまずパソコンや携帯のデータが多いです。家族などにあまり見せたくない情報がほとんどの方であると思います。もし見られたくない情報がある場合は、パスワードといったセキュリティ対策をしておくことが良いと思います。

デジタル情報でトラブルを防ぎたいことで一番多くあげられるのは、ネット口座などの個人情報です。ネット口座は特にデジタル遺品の中でもトラブルが起きやすい問題で、相続トラブルもつながることがあるので、ネット口座のパスワードなど家族に情報共有することもいいかもしれません。

自分ひとりでで生前整理をやると後でネット口座の存在を知らなかったり、株を所有していたことが知らなかったという問題が起きやすく特に先程紹介したデジタル遺品は、気づかないまま相続が完了したあとに発覚するケースが多いです。万が一に備えて、事前にネット口座やツイッターなどのＳＮＳの存在をまず知ることを家族に伝えたり、ＩＤやパスワードなどをメモで残すなとして、家族でもできる生前整理を出来ることが重要です。

生前整理は最近ようやく認知する方が多くなってきた一方でそこで起こる問題やトラブルが増えていることは間違いありません。それを起きないようにするためにも家族と情報共有して誰にも迷惑をかけることがなく幸せな生活を送ってほしいと思っています。