遺品整理といえばお部屋の片付けや葬式の手配、相続の手続きなど様々あります。
どういう形にするのかを、元気なうちに家族会議をする事がとても重要です。
ところが仕事が忙しかったり、なんとなく後回しする方もいると思います。
まず核家族化が進み2世代、3世代が一緒に暮らすことが少なくなり家族会議を持つ時間がとりにくいのも原因のひとつです。
高齢者になると、自分ひとりで何とか生活できると思い、これ以上家族に迷惑をかけたくないから自分でやるという方がいると思います。しかし整理をするとなると1人では出来ないことがたくさんあります。親族の手を借りないと無理です。
ある自治体の調査によりますと、2019年に孤独死で亡くなった方が年間で382体になります。これは1日あたり1~2体が発見されることになります。このデータから見ても核家族化の深刻さがわかります。
最悪の事態を防ぐため、また残された親族が困らないためにも「こうしてほしい」などの自分の希望を伝えるだけでもいいので少しの話題から家族会議をはじめてみてはいかがでしょうか。
これからの時期、お盆休みなどで毎年親族が集まることがあった方も今年のお盆は新型コロナウイルスの感染拡大により国や自治体から県をまたぐ移動はできるだけ控えてほしいとの要請があり集まることが出来ずにいる方も多いと思います。年に何度かの会える機会がなくなり悲しい気持ちもありますが特に高齢者はコロナウイルスに感染すると重症化することも多く感染リスクを下げるためにも外出や密接は控えて家にいる選択をされているのではないでしょうか。この状況だからこそパソコンやスマホなどテレビ電話が出来る環境であれば、リモートの家族会議をしてみるのもお勧めです。普段と違う集まり方に遺品整理の話しもスムーズにできるかもしれません。集まると食事をしたりゲームをしたり色々な楽しみ方が出来ますがテレビ電話はまず会話をすることで成り立ちます。そのため普段出来ない話もじっくりと向き合ったりが可能です。また電話と違い大人数での同時会話がで出来る上、みんなの顔を見ながら話せるので表情がわかり和やかに進みます。環境が整っている方は是非、今年の夏にリモート家族会議はいかがでしょうか。
普段と違いコロナ対策のためのマスクや換気などで今年の夏は例年以上に暑さが身にしみます。無理に外出はせずにこうした状況だからこそテレビ電話などを使い、今後のための話し合いを皆様でしてみてはいかがでしょうか。