最近、室内で亡くなる孤独死や生活しているうちに溜まってしまいゴミ屋敷化といった物件が増えています。これを個人で片付けをするのはとても不可能なので、業者に頼むことになると思いますがそこで多くのトラブルが起こっているようですので被害に合わないためにもご紹介いたします。
まずトラブルの内容で一番多いのが金銭トラブルです。インターネットで業者のホームページや広告には、値段を安いのを売りにしている業者が多くあると思います。例えばホームページには「軽トラック1台分のゴミで¥18,000で処理いたします」と、宣伝しているのに実際に依頼すると、処分場でかかる処分費や人件費、車両経費などといったものが加算された請求になりネットに書いてある値段と違う結果になります。後から値段を吊り上げる事を前提に出した金額といえます。
そうならないためには1社だけではなく何社かを相見積りすることで値段を比較するほかに、請求内訳を細かく出してもらい内容を比較することをおすすめします。
続いて多いのが金品が盗まれることです。孤独死で亡くなった物件は、部屋の見た目や臭いがひどいこともあるため親族が部屋に入ることはとても精神的に難しい状況です。そのため事前に部屋の中を確認しないまま業者に頼むことが多いようです。しかし今まで生活していたお部屋なので現金が置いてあったり時計やネックレスといった金品もあるかもしれません。信頼した業者にお願いしたつもりなのに作業終了後に金品があったことを報告せずにそのまま持って帰ってしまうこともあります。そうならないためにも買取が出来るところや実績がある業者に頼むのがトラブルを防ぐポイントだと思います。
また意外な所でのトラブルはホームページでは大勢、作業員がいると見せかけて実際は1人しかいなかった事の被害です。これは1人で作業しても問題ないように感じますが実際は効率が悪く作業もずさんになってきます。ホームページでの作業している写真ではとてもきれいに見えても、実際には他の業者の写真を無断で使用している場合もあります。これも見積りの時に内容をよく確認することで防げることが多いです。
さらに不法投棄をする業者もいます。この手口は昔からあることですが、未だに河川敷や誰も通らないところに捨てられることがあります。これの解決策としては、実際にチラシで掲載している住所に検索をすると会社が存在しなかったり他社の住所にしている業者もあります。住所を検索をすることで、事業の実態がある程度見えていきます。また国税庁のホームページから法人番号を検索してみるのもいいと思います。実際には存在していない業者がありますので、調べるのも一つの方法です。
どのようなトラブルも多数の業者から見積りをもらい細かい内容まで確認すると防げることが多いです。安い見積りの業者に依頼したくなる気持ち、相見積もりを取るにも部屋を多くみせる事に抵抗があるお気持ちもわかります。まずは見積りを依頼する前に業者の質を精査した方がいいと思います。どの業者も対応が良いというイメージがあるので、これを機に慎重に業者を選んでみてはいかがでしょうか。