孤独死の現状と変わっていること

少子高齢化に伴って増加している孤独死ですが、ほとんどは自宅で亡くなって出た体液が床にしみ込んだり、ゴミから出た虫などが大量に発生するなど状況が一変します。きれいにしたいけど消臭や除菌などの部屋のクリーニング代だけでも１０万円もの費用が掛かってしまったり、特に高齢者の場合は遺品整理や処分をしなければならないので処分費用でもさらに数万から１０万以上などさらに費用が発生します。

クリーニングや処分が完了しても次の部屋の借り手が見つからなかったり、隣の部屋やアパート全体も含めて大幅に家賃を下げなければならないこともあります。アパートを経営する方にとって死活問題であります。また借りる人にとっても、もし自分が孤独死したら滞納の家賃だけではなくクリーニング代や遺品整理・処分費用などの損害賠償請求が遺族に行くのでとても迷惑になることが間違いないと思います。そういう人たちを助けるために最近出たのが孤独死によるリスクを保証する孤独死保険というのがあります。

孤独死保険とは通称ミニ保険とも呼ばれ、孤独死による家賃の損失や部屋のクリーニング費用といった孤独死によって生じる金銭的損失を補償する保険です。最近はどの年代の入居者でも孤独死が起きているので、孤独死保険の加入を検討するマンションやアパートの大家さんが増えています。主に家主や管理会社が加入する家主型と賃貸住宅の入居者地震が加入する入居者型の２種類があります。

家主型の場合、保険料は１つの家当たり年間で３６００円で、遺品整理やクリーニングの費用については１件あたり１００万円、家賃保証については１件あたり２００万円といった保証が受けられます。

もう一つの入居者型の場合、入居時に火災保険の中に孤独死保険がプランで入っていることがあります。これは通常の火災保険に死亡による修理費用や遺品性費用の保証が含まれたプランであります。

今もテレビや新聞などで取り上げることが多くなった孤独死ですが今後も大きな問題なっていくのは間違いないと思います。自分だけはそうならないという想定は消して現実的に起こるリスク回避を考えて過ごすこと大事だと改めて感じました。