終活について

最近テレビや新聞でよく聞く終活について紹介したいと思います。まず終活とは誰も迷惑をかけることなく生きているうちに準備をすることです。

終活は自分と向き合うことになりますが、見る目は人それぞれで、時代によって死に対する考えや受け入れ方がだいぶ異なります。終活という言葉は最近生まれた言葉で、約１０年前に出版した「人生の終わりについて考える活動」というタイトルを略した言葉で、そこから広まっていき、２０１２年には流行語大賞のトップテン以内に選出するなど社会現象まで発展いたしました。

終活の目的としては、自分の健康状態によっては死に対する機会が増えていますが、さらに終活を行うことで今自分が置かれている状況を客観的に把握することが出来ます。自分がこれまで生きていた人生を振り返ったり、家を出た方で家族のことを考えたり、友人や知人、今までお世話になった人たちへの思いをつづること、自分が今までやり残したことや夢がかなっていないことなど用紙などで記入してリスト化することで、残りの人生を有効に利用できるのでうまく整理することが出来ます。つまり終活とは、若い人たちがこれからの長い人生に対してどう設計するかではなく、現実的な構想に考えることで、事前の準備がスムーズにできるので、亡くなっても残された家族や友人などへの負担が軽減することになります。

終活をすることで多くのメリットがあります。まず自分の意思が家族に伝わるので、自分の老後の生活が前向きに捉えることが出来ます。しかし健康な方としては初めは戸惑いなどがあるのでまずは現在の体の状態を切り出すことがポイントになります。

次にこうした終活の計画をすることで、定年後の老後生活が充実することが出来ます。亡くなることを人生のゴールとして、その前を把握することで、残りの時間を有効に活用できます。そして、最大の焦点は遺産相続のトラブルを防ぐことが出来ます。特に亡くなったあとで遺産相続についてのトラブルが多いので、事前に遺言書を残すだけではなく、相続する人と事前に話し合いをすることで家族が迷惑を掛からないようにすることが出来ます。

今回ご紹介した終活について思った事は、昔からではなく最近出た言葉で、今ではすっかり認知するようになってきましたが、昔は全く浸透していなかったことに対して、調べてとても驚きました。それでもまだ認知していない人も一部でいるので、今後少子高齢化が加速する上で、この終活という言葉が日本全国に広まって浸透することで、ご家族など若い世代に受け継ぐことが出来ます。なので１人暮らしの高齢者で時間を有効的に使うのはいかがでしょうか。