衣類と同様に、親への思い入れが強く、処分に困るものの中に食器があります。グラスや陶器といったブランド品や、備前焼や信楽焼、九谷焼など骨董品として価値のありそうな食器なら売るという方法があります。

自分で使いたもの以外は、廃棄物として処理する方法しかありません。衣類と同じで、自分の家の収納スペースのことを考えて、最低限必要なものだけ取っておくことを心がけることが大事だと思います。

書類については、慎重にすることが必要です。様々な手続きをする際に必要となる書類がりますので、どんなことをしても探し出さなければなりません。

通帳や印鑑など日常でよく利用していたものは、見つかることが多いです。一方、土地の権利書や株関連の書類、金融関連の書類は日常であまり利用していないので、家の奥の方にしまってしまい、見つけ出すのに苦労することがあります。

遺品整理の作業していて、お客様からの相談で多いのが、印鑑を見つけてほしい、不動産関係の権利書などどこかにあると思うなどという内容で、今まで遺品整理や引っ越しなどの経験からどこに何かあるのかなど予測がつくことがあります。

整理する前に重要な書類など見つけるためには、故人がノートなどを書いていないかなど、書いていた場合、それを探す。またご家族に預けていないかなど確認することも大事です。

故人が大事にしていたタンスや本棚など、とても見づらいところなど重点的に探します。生活していてあまり見ない所など抑えると効率よい作業であります。

また、金庫などに預けているものあるか、その場合どこに鍵があるかなど事前にわかりやすいキーホルダーなどを鍵につけてすぐ見つけるようにします。

それでも、家が荷物であふれかえったり、どこにあるのかわからず、探すのがとても困難の場合は、当社に相談するのが一番早くて確実です。

遺品整理の作業中に重要な書類等が見つかった場合、まず区別するように遺品整理して封筒などに入れて、何が入っているかなど明記するとすぐわかりやすいと思います。

その封筒に入った書類を保管する場所を家族や親戚全員が共有でわかるようにいたします。自分しか知らないことはしないようにしましょう。

必要がない書類でもご本人のプライバシーにかかわる書類を見つけた場合は、そのまま捨てないように、シュレッダーなどで細かく断裁して処分します。

こうした遺品整理術を身につけることで、効率良くスムーズ出来ます。もしご家族だけで整理するのが難しい場合は、当社までご連絡してご協力致しますので、よろしくお願いいたします。